Review 「Lily ―日々のカケラ―」

ゆらです。なにかがさざめく夜ですね。

これから何が起きるのでしょうか。

石田ゆり子さんのエッセイ　「Lily　日々のカケラ」　がとても好きです。

エッセイというものが好きな私。

最近は漫画もいっぱいありますけど、文章もやっぱりいいですね。

私には、書かなきゃいけない事があります。

でもそれって、すごく自分の痛みにかかわることなので

書いてるときの顔ってたぶん険しい。苦悶の顔してるかもしれない。

ちょっと他人には見せられないな。

でも、ゆり子さんの文章はそういうのがとても綿密にかくされて、

わたしのようなささくれた心に、触れた瞬間もわからないくらいすっと染み込む。

こんな文章が書けたらいいのに！と憧れてやまない文章なのだ。

飄々とさらりと書いているけれど、ゆり子さんはただの楽天家だからではない。

いろんな痛み、悲しさ、怒り、戸惑いを綺麗に包んで、

やさしさだけで届けるその文章力は、本文でも書かれていたけど、

たくさん読んで、たくさん書いてきたから。

眠る時の笑顔の習慣だけじゃない。

覚悟と責任を持って女優としても文筆家としても

表現し続けたゆり子さんの歴史そのもの。

そして日々あらゆることを思考し、哲学があるからこそ。

惹かれてあこがれてしまう。

そして何より、触れる物事が視点が、私のツボを押さえてらっしゃる！！

本棚の部屋、たくさんの食器のコレクション、お花との向き合い方

猫や犬と暮らしかた…とか。

しかもどれもとっても丁寧でセンスがよくて。

便利！安い！という俗っぽい（のももちろん大事だけど）観点ではなく

惹かれる、感覚が呼び覚まされる……そしてそれに向き合うために

自分の姿勢すら正すような。五感、いや六感まで使ってるような。

それで埋められつくされていく彼女の家はなんと魅力的な事か。

こんな得難い女性になりたいなぁと思うのだ。

インスタもいつも楽しみ。

写真もスマホのカメラのようですが、どれも愛があふれていて

視線がすばらしいので生き生きして見え、

猫ちゃんたちが本当にしゃべっているかのよう。

私はまだまだ修行が足りない……がんばろう。

まずは家の断捨離からかな！？

　　ゆり子さんの使ってるポプリってなんだろうー。

　　商品名とか書いてないんだけど。これかな？と思うものは見つけたので

　　こんどお店行ってみようと思う。すごく高いけど…